ブルーノオト

主に国内バスケットボールの記事を書いたり企画を提案しているライター/編集者、青木美帆のブログです。

川崎ブレイブサンダース定点観察2018

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誰も教えていないのにこのポーズである

 

※インカレとウインターカップの間の一週間に見事にインフルエンザを発症し、「作者急病」で延期させてもらった(すみません)川崎ブレイブサンダース アドベントカレンダー用の記事です。 

 

せっかくなので去年に引き続き、とどろきアリーナまでチャリで●分在住の物書き青木が今年体験した、ブレイブサンダースのあれこれをご紹介しようと思います。ちなみに去年の投稿はこちらです。

 

●保育園

・息子が通う保育園の同じクラスには、明らかに今でもバスケをやっているだろうお父さんが2人いる。なんとかサンダース普及活動をしたいと思い、イベントのたびにballaholicのTシャツを着たり息子にレプリカユニフォームを着せたりしているが、アクションは今のところなし。

 

 ・9月に催した保護者交流会で、「川崎ブレイブサンダースって知ってますか~?」と尋ねたところ、誰も手を挙げず…ちーん…。「もし気になったら声かけてくださいね」みたいな生暖かい言葉をかけてその日は布教活動を断念。

 

・運動会は意気揚々とレプリカユニフォームで参戦。スポーツアンテナの高い担任の先生(斎藤学フロンターレに移籍してきましたねという世間話をした)に「あ、ブレイブサンダースだね」と気づいてもらい、息子はうれしそうにしていた。他の保護者の方にも「これがブレイブサンダースですか?」と話しかけてもらい、去年より知名度が浸透して何よりだと思った(去年は誰も何も言ってくれなかった…)。

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フロンターレのユニフォームを着せようとしたが「これがいい」と譲らず

 

 

・12月頭の横浜戦。グルメフェスタに出店したコ・ピーピーのグリーンカレーを食べるために早出してきたところを、声をかけられる。なんと! 同じクラスの!! お母さん!!!! フロサポで等々力競技場にはよく行くと聞いていたけれど、この日は家族総出で初サンダースだったとのこと。感激。翌朝クラスにいた息子さん(2歳)に「サンダース面白かった?」と尋ねたが、返答は要領を得なかった。お母さんの感想を早く聞きたい。

 

●家族

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ロウル氏とアイリス嬢と写真を撮る

・今季は近所に住む義両親、義妹、近くはないが誘ったら来る母と、家族を巻き込んで何回か観戦に訪れている。こういう仕事をしているのに、今まではお金を払う&誰かを招いて試合を見に行こうなんて考えもしなかった。コア層でない人を誘っても楽しめるだろうという気持ちになるのは、やはりプロ化の影響なんだろうなと思う。アグレッシブな義母はマクリンのフリースローを見て「私のほうが入るんじゃない」などのたまっていた。

 

・基本的に楽しんで観戦してくれているようだが、高齢者にとっては音響が大きすぎてしんどいらしく、耳栓の導入を真面目に検討している。息子をヒザに抱えて試合を見ていても、彼が何を言ってるのかがまったく聞き取れない。それくらい音が大きい。ただセク山さんのDJタイムは最高に楽しい。アリーナスポーツは難しい。

 

・我が家のトイレの壁にはブレイブサンダースのポスターが貼られており、息子は大きいもののたびに「これはニックで~ハセガガ(長谷川)で~バンバン(バンバ)で~」とひとしきり確認している。昨日は風呂場で柚子をボールに見立て、ノールックパス→鼓舞の手を叩く→細かいステップを踏む→シュートという一連の動きを繰り返していた。なんのシーンなのかさっぱりわからないが、彼なりに昨日の名古屋戦を見て感じたことなのだろう。母は感動した。4Q~OTは寝てたけど。

 

●その他

フロンターレ一色だったうちの近所の商店街(の小さな一筋)に、最近ブレイブサンダースのバナーが飾られるようになった。大変クラシックな氷屋の窓にブレイブサンダースのポスター。商店街の人気店も、会場でコラボグッズを販売するようになっている。開幕節に元沢社長とお話しした時に「あそこらへんはもっと関係を強化したいんです」とおっしゃっていたが、着々と進んでいるようである。

 

さて、2019年。川崎市民である我らの生活に、ブレイブサンダースはどのように関わってくるのだろう。早く保育園の先生と試合結果で盛り上がりたいし、商店街のおばちゃんたちが「ユウマは相変わらずかわいいわね」とか言ってるのを聞きたい。サンダースジュニアの動きもいい加減気になるし(まだ取材に行けていない)、そろそろ「ファイト!フロンターレ」的番組が始まってもいいのではないだろうか。

 

大企業の工場跡にタワーマンションや商業施設が立ち並び、新たな顔を見せている近年の川崎市東芝の手を離れたブレイブサンダースもまた、この町の「今」を象徴する存在のようにも感じる。まっさらの土壌はまだ空きスペースだらけ。ここに何をデザインし、何十年先も愛されるクラブになっていくのだろう。取材者として、そして市民として、引き続き見つめていきたい。

女子3x3ツアー「3W」と矢野良子選手の思い

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9月29日、3x3女子ツアー「3W(トリプルダブル)」横浜市にある大型商業施設「トレッサ横浜」で開幕しました。

発起人はアテネ五輪にも出場した名シューター、矢野良子選手。昨年より3x3に転向し、3人制で再びオリンピックを目指しています。

 

「Women」「Win」「World」の頭文字をとって名付けられた3W。クロススポーツマーケティング主催の「3x3.EXE」、JBA主催の「Japan Tour」に続く3つ目の3x3大会を矢野選手が立ち上げた理由はシンプルです。MCに主催者としてのコメントを求められ、少し冗談めかしてこう話しました。

「私は東京オリンピックに出たくて3x3に転向しました。でも、もっと試合数をこなさないとオリンピックには出られないし、結果も残せません。言ってしまえば私自身のためにリーグを立ち上げました(笑)」

 

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地区予選(アジア予選)の上位国にオリンピックの出場権が与えられる5人制に対し、3人制はFIBAランキングの上位から出場国を決定するというシステム。それまでの国際大会での成績がすべて関わってくるのです。

2018年9月29日現在のFIBAランキングは男子が3位(すごいぜ!)に対し、女子は12位。何位までに東京五輪の出場権が与えられるのかは現状不明ですが、できるだけ高いランクのほうがいいに越したことはありません。

しかし、競技に専念できるプレーヤーが矢野選手しかおらず(矢野選手は3x3プレーヤーとしてトヨタ自動車とアスリート契約を結んでいます)、シーズンが4カ月間、ツアー日数が20日に満たない状況で強化の底上げを望むのは厳しいのが現状でした。

「これは自分が動かなきゃだめだな」。そう考えた矢野選手は新ツアーの立ち上げに奔走しました。トレーニング以外の時間を使って企画書を作り、協力企業を探し…。「昨日も会場決めのために人と会っていたんですよ」と笑って教えてくれました。

 

構想から約1年をかけて誕生した3Wは、10月から4月までの6カ月間、12回の1dayトーナメントとランキング上位チームで争われるファイナルの計13回が都内近郊で開催される予定です。Japan Tourも.EXEも開催されない半年間の空白の時間を使って、選手たちは3x3の実戦経験を積むことができます。

 

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この日は朝から天気が悪かったこともあり、会場のトレッサ横浜には多くの買い物客が来場し、多くの人が足を止めてプレーを見ていました。学生時代はバスケ部だっただろうお父さんが奥さんや子どもにルールを教えたり、小さな女の子がシュートが入るたびに飛び跳ねたり、一心不乱にスマホで撮影したり…。

矢野選手は「男子のほうが華やかかもしれませんが、胸に届くものはあると思います」とちょっと悔しそうでしたが、ドライブ、シュート、そして生き生きとした表情など、バスケットボールの本質といえる部分は、初見のお客さんにも大きなインパクトとして伝わっていたと感じました。

 

***
次ラウンドは10月14日、渋谷ストリームで開催されます。エントリーはまだ受付中とのこと。参加費は無料。ドリンクやお弁当、テーピング&トレーナーによるケアなども提供されます。

 

【あわせてチェック!】

 3W公式サイト

→文字通り、公式サイトです。ツイッターアカウント( @3wDouble )も要チェック!

 

矢野 良子 (@ryokoyano) | Twitter

→矢野選手の個人ツイッター。コラボなどの提案窓口もこちらだそうです。

 

Wリーグから3x3へ転向。オリンピック出場に選手生命をかける矢野良子の生き方

→小永吉陽子さん( @y_takefield )による矢野選手のインタビュー記事。3x3転向の経緯や思いなどがバッチリわかります。後編も。

  

【東海インターハイ】プレビュー記事&お役立ちサイトまとめ

いよいよ明日はインターハイの開会式ですね。わくわくですね。

私も1回戦から取材に行く予定ですが、体育館がちゃんと冷房が効いているか、男子のメイン会場になる一宮総合体育館まで定刻でたどり着けるかが心配で仕方がありません。

※愛知はあまり道路事情がよくないそうで、体育館周辺も渋滞が多いことで有名とか。かといって駅から歩ける距離でもありません(昔行ったことがありますが、体育館から最寄り駅までタクシーで3000円くらいかかりました)。

 

●プレビュー記事まとめ

さて、明後日からの試合開始に先駆け、バスケットボールキングさんにプレビュー記事を寄稿しました。本数がかなり多くなったので、こちらからまとめて読めるようにしてみました。

どれもサクっと読めるような文字数設定なので、ぜひ大会前の予習を兼ねて読んでみてください。

 

 

■男子展望

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■男子注目チーム

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■男子注目選手

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■女子注目チーム

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■女子注目選手

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●大会期間中のお役立ちサイト

試合を見たくなった!でも現地観戦はできない! そんな人のために、大会の様子を随時追える、便利なサイトもまとめておきました。部活やお仕事の合間に、ぜひチェックてみてください。

 

平成30年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技 | バスケプラス - Basket Plus -

愛知県高体連バスケットボール部専門部の速報ページです。全試合のボックススコア&戦評が随時公開されます。

 

inhightv.sportsbull.jp

無料で試合が配信されるありがたいサービス。1回戦から決勝まで、会場に行かずともバッチリ見られちゃいますよ~!

 

basketballking.jp

お世話になっているバスケットボールキングさんも特設サイトを開設中。大会中、毎日レポートやストーリーがたっぷり更新されていきますよ。(私ももちろん寄稿します)

 

大会に参加するみなさんはくれぐれもコンディション管理に細心の注意を払って、最高の夏を戦ってくださいね!!!

仕事実績(2019.1.17更新)

参考までに、これまでにどんな媒体でお仕事をしてきたかをご紹介させていただきます。 

 

バスケットボールの仕事

●編集

中学・高校バスケットボール(白夜書房

Standard神奈川(創芸社→ノースショア)

StandardNEXT(ノースショア)

ウインターカップ選手名鑑(スクワッド)

高校バスケインターハイ選手名鑑(日本スポーツ企画出版社

バスケットボールサミット(カンゼン)

JBA会員会報誌「TIP OFF」(クロススポーツマーケティング

JBPA会員誌「JBPAマガジン」(日本バスケットボール選手会

 

●執筆

バスケットボールキング(フロムワン

高校生新聞(スクールパートナーズ)

Number web(文藝春秋

Standardシリーズ(山口北州印刷)

バスケットボール・スピリッツ(アートグラフィック新潟)

バスケット・カウント(ティ・アンド・エス

スポーツナビ

J-ports

日本バスケットボール協会

Cager

insideNBL

スポーツイベント・バスケットボール(グローバル教育出版)

ジュニアバスケットボールマガジン(ベースボールマガジン社

横浜ビー・コルセアーズ ゲームデープログラム

B.LEAGUE 2018-2019 公式ガイドブック(文藝春秋

BS12「水曜バスケ!」番組ホームページ内コラム

ウインターカップオフィシャルプログラム(日本バスケットボール協会

ウインターカップ2018 「熱冬グラフィティ」(文化工房)

4years.(朝日新聞社

the ANSWER(Creative2)

 

バスケットボール以外の仕事

日刊スポーツ(食育サイト「アスレシピ」&紙面執筆)

野村證券(80年代生まれ向けサイト「EL BORDE」執筆)

コープ共済(子育てサイト「mamaomoi」執筆)

BIGLOBE(「エンジョイ!マガジン」「しむ暮らし」執筆)

ベースボールマガジン社(数媒体で執筆・編集など)

朝日新聞出版(Reライフマガジン「ゆとりら」執筆)

NTT ドコモ(日経電子版特集のコピーライティング→日経電子版広告賞大賞受賞

イースリー(「サカイク」執筆) 

Yahoo!JAPAN(「FQ(Futuer Questions)」執筆)

 

 

横浜ビー・コルセアーズ 満田丈太郎選手の成長

先週のB1残留プレーオフ2回戦で、横浜ビー・コルセアーズがB1残留を決めました。

 

バスケットのクオリティに関しては「うーん」と思うようなところもありましたが("残留"プレーオフなんだから当然っちゃあ当然)、試合自体は最後までシーソーゲームで、詰めかけたファンの歓声も濃密なもので、すごくエキサイティングなものでした。

 

試合後の囲み取材で、満田丈太郎選手を取材しました。バスケットボールスピリッツ(@bbspirits)の三上太さん、バスケット・カウント(@basket_count)の丸山素行さんという、目が肥えたライターさんらと共に、15分程度の時間の中で試合のこと、1年こと、来季の課題などたくさんお話を聞くことができました。

 

三上さんと丸山さんは、取材の内容を以下の記事としてまとめられています。

 

www.bbspirits.com

 

basket-count.com

 

三上さんは2Qに決めた豪快なブロックをフックに、今季の振り返りや人柄など、コメントも盛りだくさんの内容。丸山さんは富山グラウジーズのキーマン・宇都直輝選手へのディフェンス戦略と今季の振り返りをコンパクトにまとめています。

 

ディフェンスマンとしての開花を予感させた3試合

私はこの試合に際した記事を書く予定がないのですが、自分だったら「ディフェンスの進化」というテーマで彼について書くだろうなと思いました。

 

というのも、学生時代の満田選手は、高い運動能力を生かして走ったり跳んだりするプレーを武器とする、オフェンシブな印象の強い選手でした。ところが今回の残留プレーオフで久々にプレーを見ると、西宮ストークス戦では岡田優選手、富山戦では宇都選手と両チームの日本人エースとマッチアップし、アグレッシブに守る様子が非常に目についたのです。

 

もちろん、2人にはそれ相応にやられました。富山戦の自身のディフェンス評価は両記事が取り上げているように「20点」。それでも宇都選手、ひいては富山のオフェンスリズムを狂わせたのは間違いなく満田選手でしたし、コーチ陣からのディフェンスマンとしての期待を感じました。同ポジションの竹田謙選手、高島一貴選手という、いずれも老獪なディフェンス技術を持つベテランから得るものも非常に多いのだと思います。

 

第一印象は「変な人」。実はそうでもなかった

私は満田選手を、非常にマイペースでゴーイングマイウェイな人だと思っていました。

 

初めてインタビューしたのは彼が大学1年生のときでした。突然、バイク川崎バイクのネタを口ずさみ始めた衝撃は、忘れようにも忘れようがありません(笑)。

 

※以下がそのときの記事です。若いですね~。

cs-park.jp

 

 

撮影場所にボサボサの頭で現れて「このままでいいです」とのたまったり、伸ばし途中のヒゲを「なんとなく」剃ってみたり、おそるおそる聞いた「ご両親は日本人ですか?」との問いに「イラン人のハーフです」と即答したり(※お2人とも日本人だそうです)、ひたすら変な人という印象でしたが、意外と打算的というかしたたさを持っていますし、言葉も巧みですし、取材を重ねるたびに「ただの変な人ではないな」と思うようになりました。

 

プレーオフ1回戦で取材した際には、メンタルの弱さについても話してくれました。今季、尻上がりに調子を上げていった背景には、そんな自分とうまく付き合える方法を見つけたことも大きかったそうです(詳細はいつか、どこかの媒体記事で)。

 

「守」のシーズンを越え、新たなステージへ

日本古来のお稽古は「守破離(しゅはり)」という3つの段階を踏んで上達すると言われています。師の教えに忠実に従う→別の人から教えを乞う→独自のやり方を確立させるというステップですが、富山戦後の満田選手の言葉から、今年は「守」の1年だったということがよくうかがえました。

 

さて、来季の満田選手は「破」まで進むことができるのでしょうか。シーズンインが今から待ち遠しいです。

能代カップに行ってきました

5年ぶりに能代カップに行ってきました。
これから総括記事に書こうと思っていますが、出場チームにとって、これほどに大きな経験を得られる交流戦もそうないと思います。5年前と変わらず、素晴らしい大会です。
 
※「能代カップってなんですか?」という方は、よかったら5年前に書いた文章をお読みください。

北国の小さな街、バスケットボールとの蜜月。

 
今年もさまざまな方との出会いがありましたが、バスケットボールミュージアム学芸員を務める小林さんは怪物でした。一言で言えば、智の宝庫。「能代にはバスケット選手以外にもこんなすごい人がいるのか!」と驚愕しました(笑)。

 

小林さんには、春に亡くなった加藤廣志先生のエピソードをたくさんうかがいました。 

若き頃の加藤先生は、早朝、誰もいない体育館の真ん中でずっと立ち続けることを日課としていました。同じ下宿に住んでいた同僚が理由を聞くと、こんなふうに言ったのだそうです。
「生徒たちにはさまざまな苦しい思いをさせている。これは自分ができる償いなのだ」と。
 
私の筆力ではいまいち伝わらないかもしれませんが(しかもエピソードもうろ覚えですが)、小林さんの素晴らしい語り口に、思わず涙がこぼれました。
 
ちなみに、明成の佐藤久夫先生にも加藤先生とのエピソードをひとつ教えていただきました。これはいつか原稿でご紹介できたらと思います。
 
***
小林さんには、かつて能代が木材で大変栄えていたこともうかがいました。
大きな材木問屋のお嬢さんのために、三越の外商がわざわざ日本橋から能代に訪れていたのだとか。
金魚が泳ぐ回転式のギヤマンが天井に備えつけられた、豪奢な遊郭があったという話をうかがったときは、その華やかさや鮮やかさのイメージの強烈さに、めまいがしそうでした。
 
プレー経験のない私がバスケットボールにのめりこむきっかけをくれたのは、能代工業でした。私と同じような人は、日本中に本当にたくさんいらっしゃるのではないかと想像しています。
 
そんなチームを育んだ街、人、そしてこれからをもっともっと知りたい。
そんなふうに思いながら、本日帰ってきました。
関東は人が多いですね…。

子どもが2歳になりました

週末に息子が2歳になった。

 

くもりか雨かという予報だったけど、晴天に恵まれた。

生まれた日もとても空が青かった(らしい。陣痛でそれどころではなかった)ので、そういうことにインスパイアされた名前をつけた。

私は雨女なので、晴れ男は大いに歓迎である。

 

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青い空。横浜港にて。

 

我が家ではいわゆる「妻」と「夫」の役割がひっくり返った状態が1年以上続いている。

要は収入の柱を私が担い、夫は家事や育児を優先しながら仕事をしている。

保育園の送り迎えも夕飯作りもお風呂も寝かしつけも、原則夫担当。ピークで忙しいとき、私は土日すらも朝しか息子といられなかった。

こうなる予定はまったくなかったのだが、「これもまた人生」と、気合を入れて仕事を増やしまくり、楽しみながら仕事に勤しんでいる。

しかし、子育てに関しては、ちょっと切なくなるようなこともある。

 

例えば、深夜、川の字の真ん中で寝ている息子がぐずる。今までは私にすり寄って来ていたのが、夫のほうにしか行かなくなった。

朝、彼のダイブで起こされるのが恒例だったが、それもなくなった。

夜中に「ママ」と泣いて、両手を広げる息子。駆け寄ると拒否される。夫に抱かれると安心したようにスヤスヤと寝息を立てる。

「ママ」は夫のことだった。

 

それも笑い話としてまわりには話していたけれど、夫が保育園の面談(私は忙しさのピークで行けなかった)で先生に「保育園でも最近『ママ』と保育士に甘えます。さみしいのかもしれません」と言われたと聞き、さすがに胸が詰まった。

 

世のお父さんはこんな気持ちで仕事をしているのかなと思ったけど、ちょっと違うのかなとも思う。

私は「母(育児担当者)」を経験した後に「父」みたいなことをやっているから、余計さみしさややるせなさが募るのだろうと。

(育休を取られたて職場復帰された男性は、同じような気持ちを経験されているのでしょう。お互い頑張りましょう)

 

殺人的なスケジュールを経た後、この2週間ほどは常識的な仕事量に落ち着いている。

保育園にお迎えに行き、夕飯を作り、ごはんを共に食べ、風呂にも入る(寝かしつけはすっかり夫担当になってしまった)。

親たちを招いた誕生日パーティーも、綿密な計画の上で全力を尽くした。

 

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ブルーナボンボン」というバインバインできるミッフィーをプレゼントしました。

 

こういう家族の形式がいつまで続くかはよくわからないけど、今週末からはウインターカップが開幕し、また彼の生活に母がいない日々が始まる。どうか母を忘れないでほしいし、さみしがらせないために何かしてできることはないかと考えをめぐらせているところだ。

 

 

◆というわけで宣伝です◆

息子との悲しい出来事を乗り越え、全力投球して作り上げた成果物です。毎年毎年ブラッシュアップして、いい内容になるようスタッフ一同頑張っております。大会直前ですが、よかったら買ってやってください…。(リンクからamazonに飛びます)

ウインターカップ選手名鑑2017 2018年 01 月号 [雑誌]: Baseball Times 増刊