ブルーノオト

国内バスケットボールをメインフィールドに活動中。フリーのライター/編集者、青木美帆のブログです。

大学バスケへ進む君へ

今年度、大学バスケ界ではセンセーショナルな出来事があった。残念ながら、あまりいいものではなかったけれど。

近いところにいる指導者や選手の情報を断片的に聞いて(一時期はどこに行っても、こちらが振らずともこの話題になった)、一度だけ練習を遠目に見る機会があっただけ。当事者たちのことは、直接的には何も知らない。

何が真実なのか知らない立場ではあるけど、この一件に際して、これから大学に進む高校生に伝えたいと思っていたことがある。

 

(※以下はバスケットに限った話じゃないかもしれないけど、私はバスケットまわりのことしか見聞きしていないから、"バスケットのこと"としてとらえてもらえると幸いです)

 

未成年と成年が混在し、成人後も"学生"というモラトリアムを生きる4年間は、自分たちがしっかりとアイデンティティを持つことが大切なんだと思う。

大人歴の長い人たちは、学生たちに"大人"を求めつつも、結局はどこかで"子ども"だと高をくくっている。そして、彼らの都合で両者を使い分ける。

「大人なんだから、もう自分たちで考えろ」

「お前たちには任せられない、俺がやる」

みたいな感じで、認識をコロコロと変えるのだ。

 

彼らの基準でいちいち自分たちの立ち位置を変えると、自分が何者なのか、どこをどう歩いていたかがわからなくなってしまう。

あくまでも推測だけど、今回のことも、こういうことが要因の1つだったんじゃなかろうか。

 

多くの指揮官は"先生"ではなくなる。学生生活での密接な関わりはなくなり、干渉もグンと減る。

「解放されてせいせいする」と思う人もいるかもしれないけど、裏を返せば今までの細やかなケアが一気になくなるということ(強豪校で育ってきた高校生は特に)。自転車の練習じゃないけれど、いきなりパッと手を離されてバランスと舵を失い、フラフラ予期せぬ方向に進んでしまった選手を何人も見てきた。

 

もちろん最初からうまくいくものではない。だけど、大人になろうと頑張ってみてほしいし、不完全でも大人であるというアイデンティティを掲げてほしい。自分たちで考えて、行動する。大人に自らをゆだねない。依存しない。きっとそれがみんなを助けてくれる。

 

SNSを見るに、今週は卒業式のピークだったようだ。

大学でもバスケを頑張りたいと思っているすべての君へ。卒業、おめでとう。

 

youtu.be

"本当はわかってる 二度と戻れない美しい日にいると そして心は静かに離れてゆくと"

みんなは本当に、美しい日々を過ごしているのだよ。あと10年もするとわかるよ。

 

youtu.be

"泣きたい気持ちはこの手にしまって 誰かのためじゃない 僕は行くから"

そう、自分自身のために、駆け出してください!

取材で渋谷に出たので、空いた時間に傘を見にヒカリエへ。

 

5年くらい前にセミオーダーで作った傘が台風で飛ばされて以来、買う(探す)気力が沸かずコンビニ購入で済ませていた傘。

 

ここ数日、なんとなくもやもやしていたけれど、傘を買ったらちょっと気持ちが晴れた。雨降りだったけど。

 

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丸くてかわいい傘。うれしい。

 

ひとり上手

大学生から20代前半にかけて、月1頻度で大切な行事があった。長距離列車に乗って知らない土地に行き、2、3泊くらいかけてふらふらと歩くことだ。

 

1人で歩く。1人で眺める。とにかく1人きりで何かを見たり、聴いたり、食べたり、触ったりして、その中で時々ひっかかるものについてゆっくりと考える小さな旅。こういう時間を過ごすと、凝り固まっていたものがほぐれるというか、問題は何も解決していないけれどそれに立ち向かう気力が充電された気がした。本当に大切な時間だった。今でも1人でいる時間は苦でないし、旅先や移動中の車内で同行者にしゃべりかけられることは、一貫してあまり好きではない。

 

たぶん、物書きの種の見つけ方も同じだ。ふとしたしぐさ、言葉、表情、ひっかかったところからすべてが始まる。ついでにいうと、特に練習見学が大切なきっかけなんだろうな、ということがわかるようになった。練習を見ることが好きだ。たぶん、誰も相手をしてくれなくても一日中平気で見続けられる。

 

傍観と観察。昔はほぼ妄想みたいなものだったけど、さまざまな人との出会いのおかげで、洞察力につながってきているような実感もある。 

 

敬愛するスポーツライティングの大先輩が、こんなことを言っていたそうだ。

"凝視した時だけいい質問が出てくる"

弛緩からの緊張。俯瞰からの凝視。集中力。描写力。現実世界を見る目はよくないけど(こないだ眼鏡を作り替えたら度が4段階上がっていて、ビン底眼鏡が手渡された)、違うものを見る目の視力はうまいこと向上させたい。そのためにも、今日も今日とて1人でぼんやり考える。

 

(大学生のころ、友人宅の熱帯魚を数時間眺めつづけていたことがあった。あれはたぶん病気だったのだろう)

 

【今回の1曲(2曲)】

youtu.be

若者はオザケンを知らないそうだ!なんということだ!!

 

youtu.be

やたらと電車からの風景とマッチすることと岸田さんが電車好きなことは密接に関連していると思われる

セッションの愉悦(FUTURE BOUND CLASSIC 2017)

日曜日は「FUTURE BOUND CLASSIC 2017」を見に行きました。 

平たく言えば、神奈川、大阪、埼玉の高校オールスターが5対5の総当たりで戦うエキシビジョンマッチです。

 

futureboundclassic.com

 

この取材をしたとき、安達くんから「今年、俺らが出るんです」と教えてもらったので、3年間取材でお世話になった神奈川の高校3年生を見られる最後のチャンスだと、随分前から予定を空けておきました。会場は家から自転車で行ける距離だし、さらに都合がいい。ところがどっこい、持っていない女・青木は2試合しか見られませんでした。道に迷ったからです。

 

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私の迷い方(1cm=200m縮尺)。たぶん2時間くらい迷っていた。

 

女子のエキシビジョン(東京の高3女子×一般のストリートボールチーム)と最終試合の神奈川×大阪はまるまる見られましたが、みんなとっても楽しそうでした。神奈川は埼玉、大阪に勝って優勝。おめでとう!

 

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メンバーは田代幹(桐光学園)が選抜したとのこと。安達虎太郎(アレセイア湘南)、和田麗空、寒川光太、小澤雅也(以上東海大相模)、戸井堅士朗(法政二)、奥山喜理人(厚木東)、古賀森人(横浜、以上敬称略)。"マスコット"と紹介されていた左端の彼の素性は聞き忘れました。

 

大学生がストリートボーラーと対戦する「somecity NIGHT COLLEGE」しかり、今回のイベントしかり、競技バスケにどっぷり漬かっている選手がストリートボールに出会う瞬間は、いつ見ても楽しいものです。規律やルールに則った競技バスケに慣れている彼らが、勝手がわからずまごまごしていたところから次第に自由にプレーできるようになっていく。その過程に、いつもわくわくします。

 

例えば今回MVPを獲った安達くんや和田くん。

http://futureboundclassic.com/post/157172368974/shake-and-double-clutch

futureboundclassic.com

 

http://futureboundclassic.com/post/157172651552/dont-try-to-block-me-im-dunkin-on-you

futureboundclassic.com

 

競技バスケでの全国的な評価や実力は現段階では高くありませんが、ストリートボーラーとしては全国レベルで猛烈に光っています(やるな、神奈川)。MVP次点としてこっそり副賞をもらっていた田代くんも、自チームではなかなか発揮できない1対1をガンガン仕掛けられて、ものすごく楽しそうでした。

 

somecityのオーガナイザーをつとめるTANAさんは、よく「ストリートは遊び」と言います。私は、学生時代にかじっていたジャズピアノを思い出し、「ストリートはセッションだな」と感じました。コード進行やアドリブを回す小節数、決めるタイミングなど最小限の決まりごとを作ったら、あとはその場にいる仲間同士で自由にやる。言葉を使わず、音とリズムだけでじゃれあったり、戦ったり、1つになったりする。うまくハマったときの気持ちよさは、楽器を離れた今でも忘れられません。

 

大好きなジャズピアニスト、上原ひろみさんのセッションをば。

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

NBAの選手たちも、オフには度々、幼少期を過ごしたストリートコートで汗を流すと聞きます。学生さんたちは日々の練習で忙しいとは思いますが、時にはチームウエアを脱いで、自分の中に眠っているひらめきや創造性、本能を思い出しにコートに出かけてみてほしいなと感じました。

戦友(Standard神奈川vol.14)

告知が遅くてもはや告知の意味をなしていませんが、「Standard神奈川」の最新号、発売中です。(目次はこちら、購入はこちら

 

この号ではバスケ特集の第1部の男子インタビュー、第2部の桐光学園、選手権特集の星槎国際湘南(女子サッカー)、ダンス特集の金沢総合の記事を担当しました。今号も楽しい取材ばかりでした。

 

毎年の恒例となっているバスケ特集ですが、今年はちょっと変化球企画をば。新人戦に挑む1,2年生への3年生からのメッセージをプロローグとして構成しました。男女それぞれで掲載していますが、男子はさらに変化球。法政二の美濃口くん(この記事に出てくる「泣きべその彼」が美濃口くんです。うちの息子を最もよく見ているレアな高校生でもあります)、アレセイア湘南の安達くん、東海大相模の寒川くんの、幼なじみ3人組のストーリーとしました。

インターハイ予選の最終日、法政二鈴木先生から「3人が新横浜のストリートコートでよくプレーしている」という話を聞き、ふくらませたら楽しそうだなと思っていた企画のタネ。バスケ号は新人戦特集だし3年生モノは無理だろうな思いつつ、企画会議でおそるおそる編集長に話すと「面白いじゃん」ということになり、掲載が実現しました。

中学時代は市の2,3回戦で負けて、県選抜なぞ箸にも棒にも引っかからなかった3人。そのうち2人が県を制して全国大会に行き、3人全員が県4強の主力となれた原動力は何だったのか。悩み多き下級生たちへのエールの意味も込めて、ざっくばらんに話してもらいました。スタンダードでは珍しく4ページ構成でしたが、それでも全然収まりきらないくらい、たくさん話してもらいました。(安達くんがシンヨコに国体のウエアを着てきて全員ドン引きしたとか、いろいろこぼれ話もあったのですよ)

 

男の子というのは基本、あまり細かい連絡を取り合わない生き物のようです。彼らも試合会場で言葉を交わす以外、ごはんに行ったりラインなどで近況を報告し合うことはほとんどなかったそう。今回、取材という改まった場所で、それぞれが辛いこと、悔しいことを経験してきたことを初めて知って、驚いていました。お互い何も言わないし知ろうともしない。ただプレーを見て、「負けてられねえ」と奮戦してきたことで大きく成長できるんだから、見栄って大事なんだなあ、つっぱることが男のたった一つの勲章なのだなあ(嶋大輔)とつくづく思いました。

 

このページは写真、デザイン、記事、全部含めた「雑誌」としての良さを出せた、自分にとってもとても大切な企画となりました。変則的な取材を快諾していただいた各チームの顧問の先生方、二度も集まってくれた3人に、改めてお礼を申し上げます。

 

新人戦特集の今号でしたが、新人戦も本日無事閉幕しました。厚木東と元石川がまずは頂点に立ち、新たなシーズンがまた始まります!!

ウインターカップを振り返る(後半)

ウインターカップで寄稿したウェブ記事のまとめ(おまけコメントつき)、後半です。

→前半はこちら

 

athleterecipe.com

桐光学園ではもう一本、食育サイト「アスレシピ」にて記事を書きました。食に興味がない高校生が、あるきっかけからお母さんと二人三脚で頑張って食べるようになった、という話。こんなに食べることに消極的な人間がいるのかと聞けば聞くほど驚愕でした。本人の話は大会前に聞き終えておき、お母様には試合後に体育館の外でお話をうかがいました(負け試合の後だったにも関わらず、快く取材を受けてくださったことに改めて感謝です)。無理矢理ここの記事でも書きましたが、とてもユニークな選手なのでぜひ上まで勝ち上がったところでドーンと記事を書きたかったというのが本音。また大学以降に持ち越しかな。宣言してくれたこと、忘れないよ(忘れてそうだな…)。

 

 

basketballking.jp

何もできずに敗れたインターハイから、冬は素晴らしいチームバスケットで勝ち上がってきた土浦日大。その中心で頑張ってきたであろう菅原キャプテンにフォーカスした記事にしようと目論んでいたのですが、コメントがうまく取れず掘り下げに失敗。瞬発力不足を痛感しました。

 

 

basketballking.jp

下級生の時から立派な体格でひときわ目立つ存在だった田村選手。千葉の予選後、近藤先生から「ウェイトダウンして走れるようになった」というお話を聞いて以来、俄然気になっていました。大好きなアレ(くわしくは記事を読んでね)を絶って減量に成功したと話してくれた、今年のチームの"太陽"。もっと長い時間をかけて追いかけたら、もっと面白い話が聞けたんだろうなあと残念しきりです。バスケットボールキングのYさんは、一連の記事の中で最も気になった選手だと言っていました(笑)。

 

 

athleterecipe.com

アスレシピに寄稿した食事関係のもの。毎年圧倒的に身体の強い桜花学園が、何をどう食べているのかを聞きました。徹底しています。予想以上でした。遠征のときの食事の組み方はもっと突っ込んで聞いてみたかったなぁ。これはトップリーグでも言えることのような気がしますが、コンディショニングに関しては女子のほうが一歩先を進んでいる印象。Bリーガーメシはある程度取材したので(こちら)、今年はWリーガーメシにも手を伸ばしたい!

 

 

basketballking.jp

私のように特定のチームでなく大会全体を追いかける取材陣のあるあるだと思うんですが、上位進出がある程度堅いチームは、どうしても取材を後回しにされる傾向があります(勝ち上がる限り、試合を見たり話を聞くチャンスは続くわけですから)。そして気付くと「あれ、このチームのことを全然見ていない・・・」とあわてるわけです。てなわけで、どうしたもんかなと考えた末に決勝のプレビュー色の強い記事にしました。東山ももっと見ておきたかったチームだった。オフェンス至上主義の潔さが割と好きな人間です。

 

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大倉選手も小室選手も引っ張りだこだろうなと思ったので、応援席で見かけた大倉選手のお兄ちゃん(彼らの先輩)の話を軸に書いた記事。ちょっとポイントを絞るのに失敗したかなと印象。「3年生」をもっと掘り下げるべきだったなと今さら反省です。「別にシューターというわけではない」と言いながら、大会で一番3ポイントを決めた高田選手のことも盛り込みたかった。重ね重ね反省。

 

 

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"雑草"と表現してもいいだろう高校生たちの軌跡を記事にしました。留学生をとる前年だったかのインターハイで、福大大濠にものすごく食い下がったことが今でも強く印象に残っているチーム。留学生がいなくても地元っ子主体でも、しっかり地力があるチームなんでしょうね。異彩を放つピチピチ半袖ユニフォームについては「ゆるいのを着ると逆に不安になる」的な話が聞けました(笑)。

 

 

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各媒体がこぞって取り上げることは取材の仕方から一目瞭然。本人たちが「もうやめてくれ」オーラを出しているのも分かっている。しかし、それでもやはり書きたかったツインズの話題。記事中にあるように大学もまた同じところに進むのですが、その理由を聞き忘れたのが悔やまれます(まさかまた「親にすすめられたから」とは言わんだろう)。何はともあれ、大会のフィナーレとなる1本を「これから」の雰囲気を匂わせて締められたことは、個人的に満足しているところです。Life goes on.バスケットボールもまだまだ続くのである。

 

今大会はさまざまな媒体でさまざまな記事が掲載されました。同じ選手、チームを取り上げた記事であっても、書き手によって掘り下げるポイントは千差万別。読み比べるのも面白いと思います。

例えば青木崇さんの記事は戦術や海外事情への深い造詣がうかがえますし、清水広美さんの積み重ねた取材量は、誰も追随できません。今猛烈にバスケットを勉強中という噂の平野貴也さん(サッカーメーンで取材活動をされています)はコメントの引き出し方が上手で、熱い。名前は出してないけどJBAのレポートの担当者も、それぞれ独自の視点から大会を切り取っています。

振り返りとなる月刊バスケットボールの発売日も近づいてまいりました。ぜひまた、記事や映像を読み返して、あの東京体育館の余韻に浸ってみてください。

ウインターカップを振り返る(前半)

安野モヨコさんの「働きマン」という漫画で、主人公の週刊誌編集者がお父さんにこんなことを言われるシーンがあります。

 

「たいして知りもしないのに記事にして、人様に迷惑かけるんじゃないぞ」

 

たいていのメディアの人間は、圧倒的に物事をよく知りません。なぜなら当事者でも関係者でもないからです。当事者たちだって隠したいこも思い出せないこともあるでしょう。そこからなんとかして正しいことを掘り出して記事にし、当事者たちのかわりに情報を伝播するという仕事。改めてその責任の重さに吐きそうになりながら、このブログを書いています。

 

例年だと昨年の大会やカップ戦、インターハイや国体の取材の蓄積でわりとスムーズに書けていましたが、一昨年のウインターカップ以来全国大会に足を運んでいない身なので、今回のウインターカップ期間中は何度も何度もこのお父さんの言葉が頭に浮かんで、「うっ…」と胸を押さえました。事前情報を舐めるように読み、試合を凝視し、最大10数分という短い囲み取材で(注目度の高い監督や選手には下手したら1つくらいしか質問できない)自分が書きたい内容に関する正しい情報を、どのような質問を駆使して聞き取るか。大会取材というのは瞬発力勝負ですが、それが圧倒的にない当方はブランクもあってヒイヒイでした。

 

というわけで、どれだけ正しいことに迫れたか改めて不安で仕方がないですが、ウインターカップ関連の原稿を、簡単な取材後記を入れて紹介します。振り返ってみるとわりと大量だったので前後半に分けて。

 

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数年前にJBA関連の取材を担当していた時から知っていた選手。とにかく一生懸命で、コーチ陣や先輩選手にとてもかわいがられていました(一度取材中にカンチョーされててすごい痛そうだった)。これからサイズ面で苦労するでしょうが、持ち前の気持ちの強さを生かして成長することを楽しみにしています。

 

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あちこちのコートを周って「何を書こうか…」と思い悩んだ末に、気持ちのいいディフェンスで勝利をつかんだ盛岡南を。永田渉選手、いい選手でしたね。大学でいっそう飛躍するのではないでしょうか。

 

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「たった1人の3年生、しかもそれがマネージャーってのが気になる」と、大会前からアタリをつけていた根岸マネージャーについて。試合中もひたすら彼の一挙手一投足を見ていました。SNSではかなり反響をいただいたようです。頑張っているのは選手だけでない。マネージャーだって戦っているのだ。

 

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この日の注目ゲームから。事前の取材不足が否めず、取材での突っ込み方が圧倒的にダメだった。不完全燃焼。

 

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上位進出を目された我らが川崎代表の桐光学園は、まさかまさかの初戦敗退でした(育英はとてもいいチームでしたね)。川崎ブレイブサンダースが横断幕に寄せたメッセージや600人超の応援団のことも書きたかったのですが、ちょっと変化球で。ある程度密に取材を重ねていた桐光学園だからこそ書けた記事でした。部員ほぼ全員とケンカしてコミュニケーションを培ってきたという三島選手。ベンチで指揮をとる日はいつになることでしょうか。

 

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能代工業を倒したという話題で書こうかなとアタリをつけていましたが、広報アンケートに書かれた「横手者」という言葉が気になり、たまたまカメラ席で隣にいた地元新聞社の方とお話をしてみたところから、ちょっと抒情的なものを書いてみたいなと思い立ち、こんな記事になりました。こちらもアクセス数がとてもよかったそうです。

 

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東山との戦いで感じたこと、ケガからの復帰、キャプテン交替などなど取り上げたいトピックをうまく集約できず、若干散漫になってしまったかなという印象。柳川選手が魅力的な人物なだけに、取材不足が悔やまれます。

 

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「言葉」にフォーカスした記事。囲み取材で某ライターさん(わりと視点が似ている+あちらは事前取材などでこちらより情報量が多い)と内容が丸被りになりそうな気配を感じ、どうしたものかなと思っていたら、ちょうど隣で山口主将が別の取材を受けていたので、彼のコメントを加えることで独自色を加えました。来年も楽しみな選手です。

 

【後編に続く】