神奈川インターハイ予選(男子)つれづれ
先週末は神奈川のインターハイ予選に行っていました。
ここでは一観戦者としての振り返りを。
(今季はまだ女子をあまり追えていないので男子の話題のみです)
桐光学園は3年連続、アレセイア湘南は3年ぶりのインターハイです。
桐光学園は2月の新人戦でベスト8敗退、4月の春季大会も5位。
どちらの大会も見ていましたが、どちらも3年生たちが精細を欠いていました。
昨年の3年生もすごかったけれど、彼らだって県内ではピカイチの選手たちです。
でも、なかなか勝てない。
悩んで、苦しんで、そこから這い上がっての決勝リーグ全勝。
非常に尊い、得がたい経験になったのではないでしょうか。
今年のアレセイア湘南は、なんとなく例年と雰囲気が違って見えていました。
最終日の桐光学園戦も最後まで粘り、コート上でコミュニケーションをかわし、
泥臭くアタックする姿勢がとても好ましかったです。
初めてのインターハイ、ぜひ楽しんでもらいたいものです。
ちなみに私は今季、厚木東によく足を運んでいました。
雑誌「スタンダードNEXT」では佐野龍之介選手と東野恒紀選手の
ドラマティックなエピソードを紹介しました。
(写真も含め、最近では会心のページです。原稿がどうというより2人が素晴らしすぎた)
新チーム始動から県内では一度も負けていないチームが、
大一番の決勝リーグで一挙に3連敗。
選手たちの心情はいかんばかりだったことか。
インターハイ出場ががなくなったアレセイア湘南戦後はもちろんのこと、
4位になった法政二戦後にも大粒の涙をこぼしている選手たちの姿を、
なかなか真っすぐ見つめることができませんでした。
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戦いが終わった平塚周辺の空は、とても美しい夕焼けに染まっていました。
勝者と敗者は、それぞれこの空の色に何を感じたのか。
そんなことが今でも気になっています。