0911
一つ年をとりました。
去年気付くべきですが、大学を卒業してもう10年経ってしまいました(たぶん去年はそれどころではなかったのでしょう)。
学生時代、私は30代の「大人」をどんな目で見ていたんだろう。
全然追いついている自信がないけど、もう30代も3年目突入。ぼんやり過ごすのではなく、あの頃の理想に追いつく努力をしなければならないなと強く感じます。
一般企業に勤める同世代の人の中には、すでに昇進してたくさんの部下を持ったり、大きなプロジェクトを任されて成功している人も少なくありません。先日、そんな1人にインタビューする機会があったんですが、思いは持っているだけでなく伝えていかなければ意味がないということを再認識させられました。
じゃあ今の自分がどんな思いを持っているのか。何をやりたいのか。
はたと考え込んだんですが、何にも出てこないのです。
これまではやりたいことがたくさんあって、それを大いに人に言って、そのいくつかを形にしました。だけど出産して仕事復帰して1年とちょっと、もみくちゃになって納期(しばし遅れる。すいません)と日々の生活と格闘していたら、気付いたら自分がどこを走ってきたのか、今どこにいるのか、そしてどこに行きたいのかがよくわからなくなってしまいました。なんとも心もとない感覚です。
そんな中ではありますが、今この文章を書きながら自分の考えを整理してみると、読み手や取材対象者がずっと胸に抱いていたくなるような、宝物になるようなものを作っていきたいという気持ちは変わらないなということに気づきました。
その思いを灯にして、しばらくは迷ってみようと思います。
自分と、そしていつまでもいつまでも大切な人の誕生日です。
「きみが星こそ悲しけれ きみが星こそ悲しけれ」。
「ひよっこ」でおなじみの宗男おじさん、こんなにかっこいいロックミュージシャンなんです。大好きなアーティストがこんな素敵な曲で自分の誕生日を歌ってくれるなんて感無量です。