男子大学生、食事行脚の旅
大学の夏休み期間を利用して、筑波大、東海大、青学大の男子バスケ部を訪問し、アスレシピに食事に関するレポート記事を寄稿しました。
(筑波大は残り1節を残しリーグ戦優勝を確定させました。おめでとうございます!)
東海大は取材前から食事に関する情報を把握していましたが、筑波大と青学大は「体作りをしっかり行っている(=食事もしっかり食べているだろう)」レベルの認識で取材を行いました。しかし、
東海大・・・寮生活
青学大・・・一人暮らしで外食
筑波大・・・一人暮らしで自炊
と、それぞれ特徴が異なり、出たとこ勝負だった割にいい連載となりました。
以前から親交のある管理栄養士さんに「大学生アスリートはお金も時間もないから栄養面で一番しんどい」と聞いていましたが、今回はそれを実感できるいい機会でした。特に青学大の面々の帰宅時間の遅さにはビックリ。体作りを担当している吉本完明さんの「この環境で(体作りを)よく頑張っているほうでしょう?」という言葉に大きくうなずくしかありませんでした。
体育館とキャンパスが離れていて、その中間地点に住んでいるという大学生の話はよく聞いています。東海大や筑波大のように練習場所から自宅が近い選手よりも、青学大のような環境でバスケットをしている大学生のほうが圧倒的に多いでしょうし、大学の栄養サポートを受けられる大学生はさらに少ない。限られた時間と費用を上手に使い、時には人に頼りつつ(川崎ブレイブサンダース・辻直人選手は大学時代、お母さんに冷凍のおかずを送ってもらっていたそうです⇒記事はこちら)、コンディションを維持してもらいたいです。がんばれ大学生!!痩せるな!!!!
最後にこぼれ話を。
主婦顔負けの料理テクの連続に、延々感心させられっぱなしだった筑波大の小原翼選手の恩師と、お話しする機会がありました。
198センチ97キロ、スーパーマンを彷彿とさせる体格の彼ですが、中学時代はとにかく細くて数分プレーしただけで息が切れてしまうような選手だったそうです。そこから体作りの大切さを痛感し、高校、大学と少しずつ体を作ってきたというエピソードに深く感じ入りました。人に歴史あり。継続は力なり。彼の残り少ない大学生活に幸があらんことを願います。